こんにちは。
ママんちゅです^^*
赤ちゃんが生まれて幸せ!でも…産後の身体は、交通事故で大きな怪我を負ったのと同じような状態。とにかくボロボロになるんです…
傷が痛いし、ホルモンバランスが変化してなんともないことにイライラしてしまったり、うまく眠れなくて睡眠不足になったり、毛が抜けてきたり…(汗
様々な変化が一気に身体の中で起きると同時に、赤ちゃんの育児に奮闘する日々。
産後の身体ケアを怠ると老後に響く…とも言われますよね。
それは困る!と私もいろいろと調べて実践してみたものです。
実際にどのような身体の状態になるのか、どのようなケアをしてあげれば良いのか、事前に知っておけたら良いかなと思いましたので、勉強したことと、体験談も踏まえてご紹介いたしますね^^*
産後(産褥期)の身体の状態・変化・症状
産前・産後の身体は、子供を産むために大きく変化していきます。
特に産後は「赤ちゃんを育てるための変化」「妊娠前の身体の状態に戻していくための変化」の両方が同時に起こるのです。
この時期(産後6週間〜8週間程度)のことを「産褥期(さんじょくき)」と呼びます。
この産褥期は赤ちゃんのお世話以外のことはなるべくせずに、身体の回復に全力を注ぐことが推奨される期間です。「産後の肥立ち」とも呼ばれますね。
この産褥期を実家で過ごすことを選ぶ人が多いのも、家事などを人に頼れる環境に身をおくためと言えるでしょう。
私は実家が近かったので、母親が通ってくれました。
もし実家に帰れる環境がない場合には、事前にパパに産後の身体の状況をしっかりと理解してもらい、しっかりと回復に集中できる環境を作ってもらえるようお願いしておくことが大切だと思います。(この記事を共有して家事指導をしておくのも良いかもしれません!)
パパには、私は授乳と身体回復係やるから、1ヶ月はあとよろしくね!と言っておきました。
結局はパパの仕事が忙しすぎてほぼ両親にしか頼れなかったのですけどね。産褥期というものを意識はしてくれていたようです。
パパにしてもらえると嬉しいことシリーズはこちらも♪
では、具体的に産後の身体がどのような状態になるのかをあげてみますと、主に下記があげられます。
・後陣痛(子宮の回復)
・悪露の排出
・母乳の分泌
・ホルモンバランスの変化
・会陰部の裂傷
・骨盤の変化
それぞれについて、詳しくご説明していきますね。
子宮の収縮による後陣痛(こうじんつう)
赤ちゃんと共に大きくなった子宮が、元の大きさに戻ろうとして収縮する痛みのことを
「後陣痛」と呼びます。
本陣痛の痛みと似た感じ(生理痛のひどめの時くらい?)でお腹がぎゅーっとなるような痛みです。
この子宮の収縮には「オキシトシン」というホルモンが関連しています。授乳をする際にこのホルモンが多く放出されるため、母乳育児の方は後陣痛も促進されるそうです。
私は母乳とミルクの混合で育てましたが、確かに授乳中にお腹がぎゅーっとする感じがしました。
初産婦より経産婦の方がこの後陣痛の痛みは強く出るのだとか。
後陣痛の痛みは産後1〜2日がピークのようですが、人によって違いもあります。
私は会陰裂傷の痛みで起き上がれずに、出産翌日から授乳活動を開始したためか、後陣痛の痛みも2〜3日めがピークだったように感じます。(初日は痛み止めを多めに飲んでいた影響もあるかもしれませんが)
後陣痛を和らげる方法として下記の方法がありますので辛い方は試してみても◎
・本陣痛の痛みが和らいだ時と同じ体制を取ってみる
・冷えると収縮が強くなってしまうので、温め血行をよくする
・腹帯を巻いて軽く圧迫を与える
・マッサージをする
この後陣痛は子宮の回復に必要なものですので、痛みがあるからと不安になる必要はありません。入院中は看護師さんがお腹を触って、子宮の収縮の具合を確認してくださっていました。
少し余談ですが、私は収縮が早い方だったようで、収縮が早くて安心ですね、と言われました。「オキシトシン」の放出量が多かったのかな…?
というのも、幸せを感じた時にも「オキシトシン」が放出されるそうで、幸せを感じやすい性格も影響してオキシトシンがたくさん放出された結果、子宮の収縮が早かったのかなと思って…^^*
オキシトシンについてはこの記事がすごくわかりやすいなぁと思ったので紹介↓
悪露(おろ)の排出
後陣痛と一緒に子宮の回復のために行われるのがこの「悪露(おろ)」の排出。
悪露とは、卵膜や胎盤がはがれて子宮にできた傷からの出血や子宮内からの分泌物や粘液が混ざったものですが、子宮の回復にはこの悪露の排出が重要になります。まれに胎盤や卵膜が子宮内に残ってしまっている場合に、出血が長引いたりなどの問題が生じますので、その場合は病院を受信しましょう。
産後すぐは、血の多い状態ですが、2週目あたりから黄色のおりもののようになり、4週目あたりから、ほとんどなくなっていくのが目安です。
悪露は子宮の回復のバロメーターでもありますのでよく観察しておくことが大切ですね。
血液がたくさん出てしまうので、貧血にならないように貧血気味の方は鉄剤を処方してもらった方が良いと思います。私はもともと貧血気味だったので、できるだけ多く、と希望を伝えて鉄剤を処方してもらいました。
鉄が不足していると傷の回復にも悪影響ですからね。
母乳の分泌
出産が完了すると、赤ちゃんが成長するために不可欠な母乳が作られ始めます。
母乳の分泌も「オキシトシン」というホルモンに影響を受けています。
赤ちゃんがおっぱいを吸う
↓
「オキシトシン」が放出される
↓
母乳が分泌される
という仕組みだそうな。なので、出産後すぐにどんどん出て来るわけではないのです。
出産したらすぐ出るものだと思っていた私は、なかなか出てこないのでちょっと心配になってベッドの上で一生懸命看護師さんに教えてもらったマッサージをしました。
産後2、3日経って母乳が出始めますのでご心配なさらないでくださいね。
乳首をつまんで黄色い汁が出るのですが、それが初乳と呼ばれるものです。
脂肪分が多くて栄養価が高く、赤ちゃんに必要な免疫を強化する物質がたくさん含まれています。この初乳はできる限り飲ませてあげたいものです。生まれたてでまだ上手におっぱいを吸えない赤ちゃんも多いですが、看護師さんに相談をしながらうまく飲ませてあげてくださいね。
ちなみに、この授乳の影響でおっぱいトラブルが出てそれが辛かったりもします。そちらのトラブルに関しては次回の記事で触れますね。
ホルモンバランスの変化
先ほどから「オキシトシン」というホルモンが登場していますが、産後の身体に影響するホルモンは他にもあります。
女性ホルモンという言葉を耳にしたことはありますでしょうか?
それは
「エストロゲン」「プロゲステロン」「プロラクチン」の3つのホルモンのことを指しています。
下記のような役割を担っています。
・髪や皮膚などの潤いを保つ
・骨量の現象を防ぐ
・骨や筋肉、関節の動きをスムーズにする
・脳の機能を活性化する(記憶力、集中力、精神の安定など)
このホルモンは、赤ちゃんをお腹の中で育てるために妊娠中急激に増え続けた後、産後一気に減少します。そのため、上記の役割が果たされなくなり、トラブルが起こるのですね。
なぜこのホルモンが産後に減少するのかというと、母乳を出すためなのだそう。母乳育児の人ほどこのホルモンの減少が長く続きます。
ホルモンバランスを整えるためには、
・良質な睡眠
・栄養
・自律神経を整える生活リズム
が大切だそう。育児しながらだとなかなか難しい面もありますが、体調トラブルを抑えるためにもなんとか対処していきたいものです。
会陰部の裂傷
会陰部の裂傷…この痛みは、本当に辛かった…
私の場合、無痛分娩時の麻酔トラブルの影響で感覚が極端になかったのと、おそらく腹筋が強すぎたからか、分娩室に移動して2.3回力んだだけであっという間に産まれてしまい、その勢いでお尻の方まで避けてしまっていたようなのです(涙
出血が激しかったので、糸できつめに縛ったから痛みが強くなるかも、と先生に説明を受けた通り、寝ることもできないほどの痛みでした…
別記事でも少し触れていますのででご興味があれば↓
会陰部をしっかりマッサージして伸ばしておくと良いらしいと後からママ友に聞きましたが、
そんなこと思いつきもしなかった〜(汗
骨盤の変化
赤ちゃんがお腹の中で大きくなるのに合わせて骨盤周りは大きく変化し、出産時にはそこに大きなダメージが加わります。
少し詳しく書くと
出産までの期間に産道を広げるために恥骨同士をつないでいる恥骨結合や仙骨と腸骨をつなぐ仙腸関節がゆるみ、さらに出産時に骨盤底筋がダメージを受けた状態になります。
下記の記事が図もついていて、とてもわかりやすかったので参考にしてみてください。
産後は、骨盤が広がった状態から徐々に戻っていきますが、この時に歪みが発生してしまうと痛みが出てきてしまったりなどのトラブルにつながりますし、骨盤底筋は尿や便の禁制を司る筋肉ですから、この筋肉の回復がうまくいかないと尿漏れなどのトラブルが発生してしまうので要注意なのです。
産後に起きやすい体調不良・トラブル
上記に説明したような身体の大きな変化の影響で、様々な体調不良やトラブルが起きてしまうのです。下記のように本当に様々な体調不良・トラブルが起こりますのでその点も周りの方に理解してもらいたいですね。
・産後うつ
・睡眠不足
・乳腺炎
・尿漏れ
・腱鞘炎
・腰痛
・肌トラブル
このトラブルがどのようなものか、どのようにケアすると良いかも次回の記事でまとめてみます。
さいごに
今回は、産後の大切な時期(産褥期)について、どのような身体の変化が起こるのかをまとめてみました。
しっかりとケアに専念するためにも、是非ご自身と合わせて周りの方々にも産褥期のことを理解してもらいたいものです。
特に男性は、そこまで産後の身体がダメージを受けていると理解していない方も多いようですので要注意…私も、パパんちゅに散々説明しました(笑
周りからの理解を得られず、体調不良やトラブルに苦しんで、赤ちゃんとの楽しい時間を大切に過ごせなくなってしまうと悲しいですものね。
次の記事には、どのように身体ケアをしていけば良いのかもまとめてみようと思っています。
私はケアについて色々調べて力を入れたからか、だいぶ回復が早かったです^^*
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