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【体験談ブログ】初産で無痛分娩を選択。麻酔の失敗で後悔したものの、最終的には二人目も無痛分娩にしようかなというお話。事故例の一つを参考に。

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こんにちは。
ママんちゅです^^*

 

無痛分娩という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
欧米ではすでに主流の分娩方法ですが、最近は日本でも注目され始めているそうです。

 

無痛分娩と普通分娩、違いは何?無痛分娩って本当に痛くないの?リスクは?金額は?などなど、妊娠して嬉しい気持ちと同時に、出産に対する不安や疑問が湧いてきますよね。

 

私も同じでした。

 

ですので、どちらを選ぶかの基準に私の体験談が少しでも参考になればとまとめてみました!

 

無痛分娩を選択したはずが麻酔の失敗で、なんと激痛のまま全ての処置が進んだ〜(涙)という体験談のご紹介になりますが、そんな経験をしても、次も私は無痛分娩を選ぶつもりです。

 

その理由も含めて、無痛分娩と普通分娩のどちらにしよう…と迷われている方が少しでもイメージできればと無痛分娩のあれこれを交えながらお話しますね◎

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無痛分娩とは?

まず、ここでいう無痛分娩とは

子宮の収縮(陣痛)や赤ちゃんの頭が出口を圧迫することによる痛みを麻酔の力で極力和らげながらお産を進める分娩方法のことです。

和痛分娩ともいうそうです。

背中から細く柔らかい麻酔の管を通してそこから麻酔薬を注入して
痛みを軽減させながら行う「硬膜外麻酔」という方法が、現在最も一般的だそうです。

欧米では昔から主流の分娩方法ですが、
日本では「お腹を痛めて産むべき」
という風潮が強くてなかなか普及しないのだとか…

無痛分娩という方法があることをそもそも知らなかったり無痛分娩の医療事故は
大きくニュースに取り上げられる傾向にもあるため危険という印象を持ち、
選択肢に入っていないという方が多いのも一因ではないかと思います。

無痛分娩には普通分娩とは違ったリスクは
生じますが、妊娠高血圧症高群の方や妊娠糖尿病を患っている方痛みに弱い方など無痛分娩でリスクが回避されるという一面もあります。

なので、状況や体質などにより一概にどちらが望ましい分娩方法、と決めることのできないことだと感じます。

私の場合は、「無痛分娩」というものがあることを友人との会話の中で知り少し出産への恐怖感が軽減したのをきっかけに興味を持ち始め、ちょうど友人や親戚に無痛分娩を選択した人がいたためその体験談を詳しく聞けたことも選択の理由でした。

1人め普通分娩、2人め無痛分娩、で出産をした親戚が
「1人めも無痛にしとけばよかったわ〜。無痛の方が楽で、産後の育児も辛1人目のように辛くなくてびっくりしたよ。」と言っていたのが印象的でした。

無痛分娩 メリット・デメリット

では実際のところ、どのようなメリットデメリットがあるのか。

簡単にまとめてみました。

【メリット】

痛みを和らげ快適な分娩ができる

陣痛によるストレスが軽減

産後の母体の回復が早い

妊娠高血圧症候群などの方にとっては血圧コントロールができるため有効

赤ちゃんへの血流量、酸素供給が増える

帝王切開などの緊急オペに移行しやすい

【デメリット】

麻酔の副作用が起きる可能性がある

分娩が長時間に渡る可能性がある

費用がかかる(私の病院ではプラス10万円ほどでした)

より詳しい内容が気になる方は、下記のサイトがとってもわかりやすいので是非ご覧になってみてください。

日本産科麻酔学会

無痛分娩 Q&A | 一般社団法人 日本産科麻酔学会

計画分娩について

無痛分娩の場合、ほとんどの病院では「計画分娩」をおすすめされます。

計画分娩とは、あらかじめ出産日を決めて出産を行う分娩方法のことです。

理由は

無痛分娩をより安全に行うための準備を整えてから当日を迎えるため

産気づいてから病院で処置をするまで痛みに耐える必要があると無痛にするメリットが少なくなるため

などです。

私も計画分娩にして下記のメリットを感じました。

・いつ陣痛が来るのかという不安感がない

・当日に向けて準備を計画的に進められる

・家族や旦那にも予定を調整しておいてもらうことができる

上記より、私は無痛分娩にするなら「計画分娩」が良いと感じました。

無痛分娩の通常の流れ

無痛分娩は簡単に以下のような流れとなります。

【出産前日】

1.受付の2時間前から絶食絶飲で病院へ

2.受付

3.病衣に着替え分娩予備室へ

4.お腹に心音確認ベルトを装着

5.水と陣痛促進剤注入のため腕に点滴

6.血圧測定

7.診察台に横向きに体育座りの状態になり背中に表面麻酔の注射を打つ

8.硬膜外カテーテルを挿入(※)

9.麻酔の投入開始

10.子宮口を開くためにミニメトロというバルーンを挿入

11.食事

12.点滴・硬膜外チューブ・ミニメトロを装着したまま翌日を待つ

【出産当日】

13.麻酔の投入開始

14.麻酔を左右に均等に効かせるために5分おきに向きを変える

15.バルーンを抜く

16.陣痛促進剤投入

17.陣痛開始

18.人口破膜

19.陣痛の進みと痛み具合を見ながら麻酔と促進剤の投入をそれぞれ調整

20.都度血圧測定

21.子宮口が全開になったら分娩室へ移動

22.赤ちゃん誕生

上記のように、麻酔で痛みを調整するので、麻酔の量次第でMAXに痛い時でも生理痛のひどい時くらいの我慢できる痛みに抑えられるとも言えます(人により表現は違います)。

先にも述べたように今回の私はそうではなかったのですけれどね(涙

無痛分娩…麻酔の失敗でほとんどが激痛。後悔しそうに…

入院前に見た無痛分娩の流れのビデオレクチャーでは
上記のような流れで、妊婦さんは普通に医者と会話をし続けられるレベルの痛みでお産が進む、と表現されていたため、何の恐怖心も抱かずに入院当日を迎えた私でした。

実際は…上記流れの中の「8.硬膜外カテーテルを挿入(※)」の段階で挿入がうまくいっていないことに気づくのが遅れたことで、全ての処置が激痛のまま進みました。

最後の最後の段階でやっと右半身に麻酔が効いていないようだということが分かりカテーテルを挿し直すことになったのでした(涙

詳しい状況が知りたい方は続きも読んでみてください。

体験記はちょっと長くなるので、読み飛ばしたい方は次へ↓

カテーテル挿入…3回トライ

背中への表面麻酔は採血時の針の痛みくらいであまり痛くありませんでした。

その後、表面麻酔が効いた状態なので1mmほどの太さのカテーテルを刺すこと自体もあまり痛くありませんでした。

しかし…その際にミスが起こったのでした。

先生が1回カテーテルを挿した後すぐに「あれっ」という言葉と共に抜かれ

2回目に挿した時、左足にビリビリッ!!と電流が走りました。

肘を机にゴンッとぶつけた時に走るあの感覚の、より激しいものです。

「あっ!!!」

と大きな声を出すと、先生は慌てて再びすぐに針を抜き
「よくない場所に刺さったのはすぐ抜きましたから大丈夫ですよ〜」
とのこと。

「こんな浅いとこに…」というつぶやきも聞こえました。

えっ?よくない場所?どこに刺したのか(汗 大丈夫ってほんとに?(汗

そう思っている間に先ほどの位置よりだいぶ下に3回目を刺し「はい、これで完了です」とのこと…

左足は痺れた感覚のままでした。

麻酔の効き目確認

カテーテルの挿入が完了したので麻酔の投入と麻酔の効き目の確認に進行。

麻酔を投入してしばらくして看護師さんが麻酔の効きを確認に。

鎖骨のあたりをつねって
看「痛いですか?」

私「ちょっと痛いです」

左足をつねって
看「痛いですか?」

私「そんなに痛くないかも」

右足をつねって
看「痛いですか?」

私「ちょっと痛いです」

左足は痛みの感覚が鈍くなっているのを実感できたのですが、右足は普段と感覚が変わらないため、鎖骨をつねられた痛みと同等でした。

右の麻酔の効きを良くするために右半身を下にして時間をおいてみることに。

ところが、左がどんどん感覚がなくなる一方右の感覚は変わらず…

看護師さんに先ほどのような痛み感覚確認をされながら、まだ痛いですと答えていると、ついに呆れたように
「麻酔は痛みを和らげるだけで完全に感覚がなくなるわけではないのですよ。
なんでも痛いと表現してしまうと処置が進みませんがどうしますか?」

と脅してきました…(ように感じちゃった…)
(忙しかったのでしょうか…

何回もつねられていると、確かにさっきよりは痛くないのかも?
なんて私の脳がだんだん麻痺してきて

「あ〜そう言われれば少し痛みが和らいだのかも…」と伝えてしまいました。

看護師さんはホッとしたように、次の処置のために先生を呼び内診とバルーンの挿入が始まりました。

この処置は痛くないものだと説明を受けていたのですが、

やはり痛い!!

痛いので「痛っ」と声を漏らすと隣で「大丈夫よ〜びっくりしたわね〜」と子供をあやすように声をかけてくる看護師さん。

「痛みを感じやすい体質の方もいますからね。リラックスして力を抜いてくださいね」
と説明をしてくる先生。

「なんでも痛いと表現してしまう人」だと看護師さんが先生に説明してしまっていたのでしょう。私の痛いという訴えの効力は完全に失われていました。

本当に痛いんだけどみんなこれくらいは我慢するってことなのかな…(汗

そう思いながら、辛い痛みの前日の処置を終えました。

左足のしびれは残ったまま…

しびれの件を伝えると、これは、たまにあることで、大きな問題はないと説明を受けました。

やっぱり痛い…

翌日、出産本番に向けた処置が始まりました。

麻酔を入れて、また麻酔の効きの確認。

看護師さんと、前日と同じようなやりとりを繰り広げ麻酔をMAX入れてもらい

もうこれ以上麻酔は足せないと言われたので仕方なく我慢を頑張ることを伝え

人口破膜へ…

いやおかしい痛すぎる(汗

すでに効力を失った私の「痛い」という訴えは、あまり取り合ってもらえず、陣痛促進剤を投与し始めると、そのまま陣痛もどんどん強くなっていきました。

カテーテルの刺し直し

陣痛促進剤の量を増やすとかなりの痛みを感じるため、そのことを訴え続けたのですが、

看「無痛分娩は完全に痛みをとるものではないと説明しましたよね。痛いと言われると陣痛促進剤を追加できなくて、赤ちゃんを頑張らせることになっちゃうよ。ほら、お母さんも頑張らないとね!」

と、看護師さんは私の「痛い」=「びっくり」であると捉え続け、応援してくるスタイル。

これくらいの痛みは我慢せねばなのか…ならば我慢に我慢を…

だがしかし…

陣痛が半端なく痛い(汗

声を出さずにいられない。本当にこれは無痛分娩なの…?汗

ここへ来てやっと、我慢せねばと声を押し殺しながら、ウーウーと唸る私の様子が尋常でないと気づいてくれた看護師さんがやっと心配した様子になってくれました。今考えると、看護師さん鈍感すぎでしょう(涙

先生に状況を告げてもらいカテーテルの刺し直しをしてみることになりました。

前日とは別の先生がカテーテルを刺してくれました。

刺した位置は前日よりだいぶ下の方。

刺し直してすぐ、あんなに痛かった痛みが一気になくなりました。

痛みがひいたことで、陣痛促進剤を順調に増やすことができ
子宮も開いてきていたので分娩室へ移動し

いきんで3回目のプッシュで
すぐに娘んちゅ誕生!!

(この感動は別記事で笑)

本来はこんなに痛みがなくなるものだったのか…

とあっけにとられるほどの痛みの違いでした。

麻酔が効いていなかった事実が明らか。

無痛分娩の失敗の原因と事故例

後に、信頼できる知人医師に詳細を話すと下記のような見解を提示してくれました。

麻酔位置の影響でビリっとくるのはたまにあること

そのあとに刺した位置もたまたま左半身にばかり麻酔薬が流れてしまう位置だった

通常は効き目確認の時に気づいて再度刺し直しをするため問題ない

今回は看護師の誘導尋問のような確認の仕方と看護師の先生への状況報告が良くなかったこと

ママんちゅがある程度まで我慢できてしまったことが重なってしまったね

と、完全に運が悪かったようです(涙

しかし、ポジティブな私は普通分娩の陣痛が半端なく痛いこと、無痛分娩が本来とても楽であること、一度に両方を体感することができ、こうやってブログに書いて笑って過ごせていることも、なんともラッキーなことでは…?

なんて思うのでした(笑

何より、娘んちゅが元気ですくすく育っているので全て良し◎です^^*

無痛分娩をおすすめする理由まとめ

・「計画分娩」と併用することで出産の計画を立てやすい
・産前の期間、出産への恐怖感が少ない状態で過ごせた
・麻酔の失敗が起こらなければ、痛みを抑えて出産を終えることができたはず
・母体の回復が早いため、元気に育児に専念しやすいのはかなり大きなメリット
(私の場合会陰裂傷が激しかったので、その痛みは辛すぎましたが…)

注意点を抑えて無痛分娩に臨めばきっと、メリットが大きいと感じるはずです。

無痛分娩を選択するにあたって注意しておきたいポイント

無痛分娩の症例が多いか

無痛分娩を売りに集客をする病院もあるようなので魅力的なケアサービス、などに惑わされず症例数などしっかりと安心できる病院を探してください。

経験値の高い麻酔医がいるか

産院を決定する前に麻酔医の経験値について質問をするなど警戒している旨を伝えておくとより良いでしょう。

私にカテーテルを刺した医師(初日の方)はかなり若い方でしたので…経験値が浅くリスクを予測して看護師に伝えておく、などの機転がきかなかったのかもしれません。

麻酔の方法が硬膜外麻酔か確認をする

ほとんどの産院は硬膜外麻酔のようですが、そうでない産院もあるようなので事前に調べておくことをおすすめします。

さいごに

ずっとお腹の中にいた我が子が、初めて目の前に現れた時の感動は、どんな痛みにも勝るものだと思います。間違いありません。

 

でも、我が子が愛おしいのはお腹を痛めて産んだからか?と問われると、そんなことは全くありません(笑)

 

そして、私がお腹を痛めて産んだから娘から「ママ大好き」になってもらえるかというと、それもないと思います。

 

実際に、私が母親から私を産んだ時の体験談を聞いた時も、母への感謝の気持ちが増すというよりは、赤ちゃん欲しいけどそんな痛いなら出産いやだー、という感想が先行してしまいましたし(笑)

 

それより、母が一緒にワキャワキャとたくさん遊んでくれて笑わせてくれた姿の方が印象に残っていて、それを思い出すといつもお母さん大好き!ってなります。

 

無痛分娩、普通分娩、どちらをとっても、
新しい命をこの世に生み出すことはとっても大変ですごいことで、命がけの大手術と同じようなものですし、生まれてきてくれたことへの喜び、その後の一緒に過ごす時間がかけがえのなさに、何の違いもありません。

 

自分の体質や状況に合わせて選択し母子共に健康に一緒にたくさん笑いあえることが一番。

 

私は二人目も無痛分娩を選びます。無痛分娩でできる限り早く母体を回復させて、いっぱい笑顔で遊んであげたい気持ちが強いからです!

 

今回の経験を活かして、次回こそ無痛で産み終えたいなぁなんて。笑

 

少しでも経験が参考になるようであればとても嬉しいです^^*

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