こんにちは。
ママんちゅです^^*
今日は、ある日突然手首が痛くなって動かせなくなり困ってしまったお話。
抱き上げなければ泣き止まない赤ちゃんを前に、手首が痛すぎてそれがままならない。育児に大変な支障がでました。
「ドゲルバン病」と呼ばれる腱鞘炎でした。
最初に行った病院で、湿布薬で様子を見るように言われたものの、5日経ってもよくならないため、別の病院にかかったところ、その日のうちに治ってしまったのです。
今まさに手首が痛くて困っている、という方に是非読んでいただければと思います。
ドゲルバン病とは
筋肉と骨を結びつけている「腱」の周りを覆っている「腱鞘」という部分に炎症が起きる「腱鞘炎」の一種です。
症状
親指を開いたり動かしたりする際に、親指の付け根に痛みが生じます。
親指を握るように握りこぶしを作り、小指側に曲げた時に強い痛みが出る場合はドゲルバン病でしょう。病院でもそのように診察されます。
親指の第2関節を伸ばす「短母指伸筋腱」と
親指を広げる「長母指外転筋腱」
という二つの腱が通る腱鞘部分が過度な摩擦により炎症を起こします。
原因
スポーツや仕事で手首を使いすぎた時に発症することが多く、
近年は、スマホのしすぎで発症する人も増えているそうです。
また、女性は出産や更年期によるホルモンバランスの変化により腱鞘がむくみ、炎症が起こりやすい状態になります。
その時期に、育児など手首を酷使する生活が重なるため、産後のママが発症することが多い腱鞘炎だそうです。
治療法
まずは安静にすることが大切なため、決して痛い部分を伸ばしたり、無理に動かしたりなどしないようにしてください。
湿布を貼って、テーピングなどで固定をすることが望ましいようです。
私は最初にかかった病院の先生から、良く伸ばしたり動かすようにと言われ、痛いのを我慢しながら少し伸ばしたりしていたら逆効果でしたので、無理に伸ばしたり動かすのは行わない方が良いと思います。
一番おすすめの治療法は
痛みのある部分に直接注射でステロイドを打つ治療法です。
私はそれで、当日中に治り、痛みに耐えながら育児をする苦痛から解放されました。
育児中のママで腱鞘炎になった場合は注射で治療をしてくれる病院をみつけた方が良いと強くお勧めします。
育児をしていると、安静にと言われてもどうしても使わざるを得ませんからね。
予防方法
ドゲルバン病を発症して病院を受診するのは、初産の女性がとても多いそうです。初めての育児で慣れないまま赤ちゃんを扱うと、自然と力が入って無理な体制を続けてしまったりなどが主な要因なようです。
赤ちゃんの抱き方を見直すだけでも予防になるかもしれません。実際、抱っこの時に頭が手首に乗っかるような体制で抱っこしてしまうことが多かったのですが、頭がひじより上に来るようにすることを意識すると来ると手首への負担が少なくなるようです。
また、授乳中に赤ちゃんが寝てしまった時、手持ち無沙汰で無理な体制でスマホをいじったりもしていたので、それも要因となっていたかもしれません。
痛くなって病院に行くとなると結構な手間となるので、自分の体への負担を意識しながら、未然に防ぎたいものですね。
腱鞘炎が治るまでの体験記
左手親指に違和感
娘んちゅが産まれて4ヶ月めに差し掛かる頃でした。
最初の違和感は、左手の親指の付け根の動きがなんだか悪い(カクカクいう)感覚からでした。
なんだろう?と思いながらも数日過ごしていると、親指側の手首の付け根のあたりにも違和感が広がり、だんだんと痛みが出てきました。
いままで左手で娘んちゅを抱えながらいろんなことを行っていたのに、左手が使えないと非常に困る…
と思いつつ育児を休むわけにはいかず、左手を使う頻度を減らし右手だけを駆使して様子をみましたが
だんだんと親指を少し動かすだけでも痛くなってきました。
右手だけで育児をすることには限界を感じ、また、治るどころか日に日にひどくなるため、両親に娘んちゅをお願いして、病院に行くことにしました。
一つ目の病院
あまり時間をかけかけたくなかったので、特に深く調べることもなく、家の近くの整形外科を受診。
院内はガランとしており、おばあちゃんが一人いるだけでした。
今までどこも病院は混んでいるイメージだったので、少し違和感を感じたもののそのまま診察へ。
ちょっとニヤニヤした感じの先生でした。
軽快な口調で「どうしました〜」と診察が始まり、
手首に違和感が出たことと、痛みがひどくなり日常に支障が出て困っている旨を説明すると、説明の途中からうんうんと頷き(ニヤニヤのまま)
「うん、わかった」と早々に結論を出したようでした。
親指を握るように握りこぶしを作り、小指側に曲げた時に強い痛みが出るかの確認を行い、「痛い」と伝えると嬉しそうに頷き
痛みのあるところをグッと押して「痛い」と伝えるとさらに大きく頷きました。
痛いのにこれを何回か繰り返され…
下記の診断でした。
「腱鞘炎だね。湿布を貼って様子を見てください。
ちょっと痛いかもしれないけど、毎日よく伸ばしてくださいね。
そして、関節がカクカクするのは遺伝的なもので、
今後全身に同じ症状が広がっていくよ。
かわいそうだけどこればっかりはどうしようもない。」
ん?今後全身に広がっていく?どうしようもない?
腱鞘炎ってそんな難病みたいなもの…?
「何か予防するためのマッサージやトレーニングはありますかね? 」
「かわいそうだけど、ないんだよ。遺伝だからね〜。
娘さんが生まれたって?娘さんにも遺伝子してるよ〜。
かわいそうに。(ニヤニヤ)」
最初から感じていた先生への違和感は、この一言で確信に変わりました。
この人、変人だ(笑
先生があまりに楽しそうな様子で「かわいそうに」を連発するので、途中からなんだか笑えてきてしまい
「かわいそうな人生だけど娘とがんばります〜」と適当な返しをし、診察を終えました。
待合室に人がいない理由がわかりました(笑)
湿布薬だけ処方され帰宅。
セカンドオピニオン
一つ目の病院の診察に不安はあったものの、腱鞘炎だと、どこの病院に行っても似たような診察かも…と思い様子をみることにしました。
しかし、5日経っても全くよくならない…
痛みがどんどんひどくなり、このまま痛みに耐えながら家事育児を行うのは辛すぎると、セカンドオピニオンとしてもう一回別の病院を受診することにしました。
今度は口コミなどを調べ尽くして、良さそうな整形外科へ。
ただし、電車に乗って行かなければならない場所でもあったので、同じような診察だったら嫌だな…と思いながら向かいました。
到着すると、待合室は人で溢れかえっている!なんだか安心。笑
人が多い分待ち時間は長めでしたが、無事診察が始まりました。
結果、
実に端的で分かりやすく、的確な診察を受けることができたのです。
おおまかな流れは下記。
・症状の問診。
・親指を握るように握りこぶしを作り、小指側に曲げた時に強い痛みが出るかの確認
(ここまでは一つ目の病院と一緒)
・痛む場所や動作を手の構造(医学書)と照らし合わせて端的に説明
・エコーで内部状況を共有
(腱鞘がかなり腫れて腱を圧迫しているから痛みがひどいはず。脱臼のようなカクカクする感覚もこの圧迫からきているから永続的に続く心配はないとのこと。良かった…)
・腱鞘炎の一種であるドゲルバン病と診断。
・その場で手早く注射を打ち(そんなに痛くない)明日の朝までには痛みが引くでしょうとのことで、診察終了。
あっという間かつ、求めていたことを全てクリアにしてくれたので、一つめの病院との違いにあっけに取られてしまいました。
産後にホルモンバランスが崩れることで炎症を起こしやすくなることや、先生の奥さんも同じ症状が出たことがあるから大変さがわかる、と共感まで示してもらいました。
そして、授乳しているならば湿布は望ましくないから今日からつけなくて良い、とのこと。
一つ目の先生は湿布は授乳に問題ないと言っていたのに…5日間湿布しちゃってた…(汗)
家に帰る頃にはなんだか痛みが和らいだ感覚があり、当日の夜には確実に痛みがひき始めていました。
2週間ほどずっと悩まされていた手首の痛みは、翌日は何事もなかったかのように消えていました。
さいごに
ただでさえ慣れない育児に悪戦苦闘の中、腱鞘炎の痛みで辛い時間を過ごすのは避けたいですよね。
是非、酷使してしまっている部位がないか自分の身体を意識して予防をすると共に、もし腱鞘炎になってしまったら、口コミなどをよく確認して信頼できる病院を受診して欲しいものです。
腱鞘炎用の注射を打ってもらえるか、電話で事前に聞いてみてから行くのも良いかもしれません。
今回はセカンドオピニオンの大切さも学びました。
もし最初に行った病院で不安なことがあれば、もう一つ別の病院で診察を受けるのも良い選択肢かと思います。
痛みに悩まされている方が早く痛みから解放されますように^^*